晩秋の昼下がり

歓喜と躍動、憂鬱と倦怠、忘我と懐古。
休日の公園にはすべてを包み込むゆったりとした時間が流れていた。
戯れにカメラを向けて時間を切り取ってみる。
芝生を走り回る小さな子どもたちを目で追う大人たち。
からだを寄せ合ってシェスタ中の若いカップル。
のんびりと日なたぼっこの老夫婦。ふざけあうにぎやかな男女混成グループ。
ひとり読書にいそしむ青年。
それぞれの人生のワンショット。
寝ころんで天空を仰ぎみれば、昨日のことは忘却の彼方へ。
微動だにしない不思議な形をした雲を眺めていると空腹を感じ、
再びカメラぶらさげて公園をひとまわり。
都会の中の公園、まんざら捨てたもんじゃない。
冬枯れのいつかの休日に新しい公園を探してみよう。〈代々木公園にて〉

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