最近、友人と長電話をしていて
どちらからともなくつぶやいている。
「ほんとにここまで生きてきてようやく見えてくるものがあるよね」
わたしが2月に引っ越して仕事の内容が変われば、
友人も4月に引っ越して仕事が変わって生活も一変した。
身近にいくつかの死を見たのも同じだった。
予測できないことが起きるたびに
人生という学校の在校生であることを痛感させられるのだ。
そして、友人との会話の辿り着く先は
「いまは流れにまかせてみよう」なのである。
「流れ」には意識をこえた不思議な力が宿っているのだろうか。
急くことなく、力むことなく
「流れ」が発するかすかな音に耳を傾けてみると
それは自分の声の反響だったりする。
「どんなことが起きてもひとつひとつポジティブに対処していこう」
言い合って電話を切った瞬間に
「流れ」が変化するのに気づくのである。
買ったばかりの「レット・イット・ビー...ネイキッド」を聴いた。
やたら懐しくなった70年代。
オリジナルのアルバムはいまどこにあるのだろうか。
そして、ニール・ヤングの新譜「グリーンデイル」を聴いていると
コンサートで感じたリアリティが甦ってくる。
「継続」の柔軟な力に励まされるのだ。
熱いココアは似あわないという小春日和だった日曜の夜。
だから、カリフォルニアのレッドワイン。