これでいいのかな、これではいけないね。
などと悩むよりも早く、時は先へ先へと進んでいたのだった。
問題を先送りするほど若くはないということは自覚していた。
気がつけば、繭の中に自分を発見した。
しかし、あるとき、いくつかの無私の優しさにふれてみて、
ああ、自分にもTくじけない心Uというものがあるだなと気づいた。
そして、「弱気が顔に出ている。壁をつくるな」といわれた瞬間、
顔がクシャラーとなって、解けた、溶けた。よかった。
新しい仲間たちとの出会い、自分を心配してくれた人たちに感謝した。
ここでこっそりと、ありがとう。
そうだよ、人間にはDNAにだってT屈しない心Uもあるのだから、大丈夫。
いつでも、はじまり。春夏秋冬、いつでもはじまりなのである。
はじまりは、ここから、自分から。 〈2006.4.29〉