中島みゆきがシニカルに綴った
本音をいえずにいつも寂しそうな顔していた
愚図でお人好しのバカな女たち
いまはどこかで肝っ玉母さんやっているだろうか
遠藤周作が神に似せてつくりあげた
いつもニコニコ、何をされてもヘラヘラの
おバカさんと呼ばれたガストン・ルルー
いまもどこかの国でみんなの心溶かしているだろうか
フェデリコ・フェリーニの女神だった
頭は弱いが心がきれい、泣いても笑っても同じ顔
邪気のない大きな瞳のジェルソミーナ
いまも小さな背中に天使の翼つけて歩いているだろうか
34歳は若いと二度目の上京を果たした
フワフワ浮いてばかり、いつも失敗ばかりの
陽気に酒飲んじゃあ、酔っぱらってた隣の女
いまも花の都で昔の夢追い続けているだろうか
みんな、みんな、おバカさん
それでも、ドロ沼で耐えていたときが美しかったと
きっと思えるときがくる
ぽっかりと咲いてみよう蓮の花