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闇夜のデスタンス

今夜も藍の空に半月が傾き
星がひとつ、ふたつ、みっつ
同じ時刻にどこかの場所で
誰か記憶に刻んでくれないものか
言葉にならない寂寥
窒息寸前の絶叫

非日常の時間に蠢く言葉たち
めざす対象を見つけながら右往左往
永遠にとどかないのかこの声
誰かその耳に留めてくれないものか
どうにもならないデスタンス
温もり消えるデスタンス

限界ぎりぎりの手段を失い
表現すれすれの言葉も消えた
羽をつけても飛べない硬直した身体
誰か運んでくれないものか
うっ積した時間の怠惰
言葉にならない心の核

コインをほうり投げて占ってみる
現実の表と裏、夢の内と外
いつしかどちらでもないことに気づく
誰か居場所を教えてくれないものか
ここではないどこか
どこでもいいどこか

近くて遠い、遠い、遠い
闇夜のデスタンス、デスタンス・・・

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